(ワー! ワー!)
高石:どうも〜! アレックスです!
(キャー!!)
楠木:おい! 静かにしろ!
高石:なんでだよ! 折角こうやって盛り上げてくれたのに…
楠木:今日はアコースティックのデュオでしょ? 静かにしんみりと。
高石:最初ぐらいは良いんじゃないかな。
楠木:ということで、まずは、1曲聴いてもらいましょうかね。
高石:そうですね、せっかくこうやって椅子とか色々用意してもらいましたし。
楠木:オーディンさんが、こんなにセンスある椅子をw
高石:センスどうこうの前に、この近すぎず、遠すぎない位置設定は流石w!
(会場笑)
楠木:まずは…、アレックスより冬の贈り物です。
高石:… プッw
ちょっと待って。
楠木:おい、緊張感を無くすな! 別に良いじゃないか。 ちょっとテンポ遅くなっちゃったぐらい。
高石:そっちゃじゃなくて、君の発言の方だよw
良かった。 落ちついた。 じゃあ、行きましょうか。 思いだし笑いをしないようにして。
<♪Wint>
冬の精Wintが 今年も街に冬の欠片を落として
木枯らしが冬の匂いを運んでくる
君を忘れられない弱い僕は
ついこの間まで冬眠していて
君といた楽しきあの冬の日々の
匂いに目を覚ましたのです
「すべて日の光が当たれば良いのに…」
君の言葉が3つの季節の隔たりを融かしたら
良いのに なんて呟いた聖夜
Wintは僕から温もりを奪っていった
春が来ても その温もりは返ってこなかった
まだ消せない君の番号を
見つめたまま 冬の欠片は融けないまま
冬の精Wintが 今年も街に冬の欠片を積み上げて
北風が冴えた空気舞い上げる
「すべての恋が成就すれば良いのに…」
僕の言葉が3つの季節の隔たりを融かした
あの日と同じ着うただった時
君とまた会うのが決まった時
早く僕から冬が終わりを告げ
欠片から融けた水が目から流れて
君がいつもと同じように扉を開けた
何も変わらない 何も変わってない
Wintは僕へと温もりを届けてくれた
君が来て その温もりは確かに今一人締めしてた
どうやら去年僕がフッたらしい
見つめたまま 2人は何も変わらぬまま
きっとWintは君だったんだ
その温もりは唇からすべて戻ってきた
ここに光が当たりさえすれば…
高石:2月ながらまだ寒いですからね。 まずは、Wintでした。
楠木:さあ、まずは道端に霜が下りていた朝に思いついた12月13日完成の楽曲です。
高石:良く日付まで覚えたね。 じゃあ、今日は何日?
楠木:今日は3月の4日かな?
高石:それ、僕らのシングル発売日! 変な宣伝になるだろうが!!
楠木:買ってくれるよね? もちろん、一人で1000枚ぐらい。
高石:って、事実上1アクセスじゃないか!
楠木:… 分からない人ばっかりだと思うから、そのネタは止めようよw
1アクセス=1000枚という形にしていることを知ってる人は少ないからw
高石:さて、それでは、そのニューシングルから、
「西風」。
<♪西風>
ゆっくり去って行く 祭の後のように
東から夜の帳が 静かに掛けられて行く
ゆっくり沈んで行く 西の果てのように
遠くから日の光が静かに語りかけて来る
ブランコが揺れて 小さな風を生んだ時
君のいなくなった夕間暮れの 悲しみを感じた
冴えた風が僕を冷した
切なくなるよね 何か淋しいんだ
そっと茜雲の隙間から差し込んだ
夕日と西からの風が横のブランコを揺らす
そして僕の肩を叩いて 慰めてくれた
君と似た温もりに包まれる…
ゆっくり流れて行く 独りの日のように
別れた後の朝が少し暗く感じられて来る
フラスコに透けて 君の顔を見つけた時
君が持って行った僕の小さな 胸の躍動感じた
昔の風が僕の眼を開かせた
懐かしくなるよね 何か懐かしいんだ
そっと誰かのものになった君を思うんだ
傾いた日の輝きが 僕のこころを揺さぶる
そして僕は胸を叩いて 慰め歩き出す
君といた思い出に包まれる…
伝えてくれたのは 遥かな
太陽の匂いと 君の匂い…
楠木:はじめて人前でやったから緊張しましたねw
高石:本当に緊張して汗が止まらないw
楠木:本当だ! 汗のせいで、ギターの弦が錆てるよ。
高石:そこまで汗っかきじゃないよ!
これは、ギターの弦を暫く変えてないからだよ。
でも、こういう弦なんだよ。 自然な色をしているんだ。
楠木:じゃあ、自然な色を見せましょうかね。
Technicolor。
<♪Technicolor>
原色を基調にした絵画から
あの時代の貴族が飛び出してきた
テクニカラーの素晴らしさに ふと
涙を流したって言ってた
何故か相手の言う言葉が分かったのかと
あなたがいる事が不思議でしょうがなかった
そんな現実は テクニカラーの中で
子供のような好奇心あなたには 聞けなかった
そんな添景のあなたが主人公になれる
現代であなたは額からはみ出した
一人の人間になる
ヒビ入ってしまった絵画が
まだ素晴らしいといわれていたのは
テクニカラーのほの暗さに ふと
疑問を抱くからって言ってた
その言葉は学者が言った言葉なんだけど
原色の世界も素敵だと思えて仕方なかった
そんな理論は ビビットカラーの中で
子供のような純真なあなたには 意味がなかった
でも空想上のあなたは主人公になれない
現代であなたは生きていけない
まだ子供だと気付かされる
テクニカラーの中でどうしようも無い存在が
背伸びして何かを伝えようとしていた
あなたは夢の引く馬車に乗って去っていったけど
何かが僕を伝えようとしていた
涙を流したのは僕だった
その涙もテクニカラー
楠木:そして、僕も天然色ですね。 僕らも。
高石:まあ実際は、白黒なんだけどねW
(会場笑)
楠木:白黒って、まあ結果の画面が黒い地に、白い文字。
そして、句読点がすべて青紫。
高石:ボケか、注釈かが、微妙でツッコミにくいよw
楠木:続いても、この白黒と似ている春の兆しから、
「Sign of Spring」。
高石:これは分かりやすいボケですね。
何でだy…
(ジャンジャジャ〜ンジャ)
高石:ツッコミの途中で歌をやるな!
楠木:集中しているから、お前の声なんて聞こえられなくなるんだ。
高石:それ、ボケたくせに、ツッコミを聞いていないって意味?!
楠木:それじゃ、「Sign of Spring」。
<♪Sign of Spring>
昨日までの雪景色はどこへやら
春の日差しに解かされた
昨日までの君の怒りはどこへやら
春の暖かさに解かされた
庭先から顔だした小さな土筆で
2人で恋の絵を描いた
君の顔の紅は春の訪れを告げる
桜の蕾へと流れる
桜色をまとった花びらは
美しく輝く
それより君の笑顔は 春の日に差されて
美しく輝く
庭先で春感じた桜の木の下で
2人で木漏れ日に幸せ感じた
君の暖かい手は春の訪れを告げる
冬眠してる動物に流れる
春をまとった彼らは
春を感じる
それより君の笑顔は 木漏れ日に煌いて
美しく輝く
心地よい春の風が僕らを優しく包む
君の笑顔は 春の日に差されて
美しく輝く
楠木:続いて2曲続けて、アマゾラ。
<♪アマゾラ>
天気予報に裏切られ
また長雨と君と一緒の帰り道
すぐ止むと睨んだ僕が甘かった
「10%にかけたんだよ」
少し自慢笑いを浮かべた傘の中
いつから自慢げな顔の仕方 忘れてたんだろうか
いつからこの笑い方 忘れてたんだろうね
振り返った一日には
必ず君がいるんだよね
秋の夕日で少しアマゾラは明るいみたいだ
そして君の笑顔のようだ この輝く大空という傘の下は
突然止むような 雨のような恋の中で
幸せは続くと 根拠の無い理論掲げて
でもそれが大切と気持ちは伝わったのかな? 君に
どこにも逃げない君の思いは 突発的なKissが教えてくれた
君の持つ傘の手が少し震えてた
「ファーストキスなんだよ」
少し恥じた君と歪む空間の中
いつから自分から行く事 忘れてたんだろうか
いや自分には必要無いと破り捨ててたんだね
振り返った路には
2人の足跡があるんだよね
でもすぐ消えるけど
突然終わるような 夢のような恋の中で
幸せは今だと 偽りの無い感情掲げて
でもそれは真実と気持ちは同じかな? 昔と
どこにも逃げ出さない僕は 君が心通しに教えてくれた
君の持つすべてが少し分かった
僕も持つ傘と手が少し震えた
君の手を握っていくからね…
楠木:続いて、「P」。
<♪P>
純粋に君を好きだった
いつの時代でも当たり前な事
ただ生きていきたかった君の願いは
届かず この街の果てで潰えた
「君の後を追う」 それが正しくないと
気付く事が出来ぬ 悲しみの闇で
ふと君の笑顔が僕を助けた
君と出会えた奇跡は輝石の星での奇跡
「また会おうね」って言った君は
僕を忘れないだろう 僕と同じく
だから僕は待っている
自分の生きている意味を問いながら
夢で見た世界でも 君はいた
また会えたね でも少し君は違ってた
そうそれは昔の僕 僕の記憶の前の自分
そこで交した約束は僕と同じだった
「君の事を思う」 それが慰めなのだと
気付く事が出来た トンネルの出口で
ふと君の笑顔が幻んできた
来世でも出会える奇跡はどれだけ小さい?
「また会おうね」って言った君と
僕を神が好きであったら 同じ
奇跡を僕は願っている
自分の生きている今を後悔したくないから
君みたいに… 涙で終わりたくないから…
きっと奇跡って確率は大きい
そう思うと 少しだけ僕の生きた奇跡も
君のお陰でいるのかななんて
思えてくるんだ そう笑顔で君に伝える
高石:さて、明日もありますし、そろそろ最後にしましょうか。
(えー! やだ〜!)
楠木:ほら、明日があることをみんな悲しんでいるよ…
高石:どんだけ暗い会場だよ…
見えなくても、見えるものがある。
楠木:それを感じられるようなアンテナを常に張って、
悲しい思いも、日々も少しだけ…
え〜と…
高石:おい!忘れたのか!
昨日、お前が作った台詞にしては良いと思ったのに〜。
詰めが甘いな〜w
まあ、良いです。 歌いましょう。 会場も温まったし。
楠木:そうだね、ヒーターも90℃に設定してるし。
高石:最後のボケまでベタかよ〜w
それでは、最後は「Invisible」。
<♪Invisible>
ビー玉が転がってく それは当然だった
光を回り吐き散らしながら
リンゴは落ちて行く それは常識だった
目に見えない力が上から押していた
当たり前だった 君は友達
2人ともそれが普通だけど
普通って何? 答えが出なかった
目に見えなかった 赤い糸が
2人を近づけたのだけど
近すぎる哀しさ 結論が出なかった
フォーカスのあわない僕の目は
満月の模様もぼやけてしまったくらいさ
ついさっきまで一緒に帰った君の温もりが
僕の見えない羽衣のように
僕を包み込んで行く…
日々が過ぎ去ってく それは当然だった
女性になった君を感じながら
君を考えている それが正直だった
目に見えない心がざわめき出した
目に見えない 君の良さ
2人ともいつしか惹かれてるけど
この高ぶりって何? 眠れなくなった
フォーカスのあった僕の目には
君の曲線がはっきりと見えてきたのさ
ついさっきまで一緒に手を繋いでいた頃が
僕の赤い糸を太くなっていく
僕を取り巻いて行く…
距離は縮まってく 時が戻ったように
何かが近づいてくる 2人の幸福へと
僕の大切な人の心が羽衣のように
折り重なっていく…
そして2人を包み込んで行く…
高石:それでは、皆さんありがとうございました!!!